節約というと、まず支出を減らすことを考えます。

私もそうでした。



食費を抑える方法を調べ、電気代の比較をし、細かく家計を確認する。

やるべきことは分かっているのに、なぜか続きませんでした。

振り返ってみると、うまくいかなかった原因はお金の量ではありませんでした。

「判断の回数」が多すぎたことだったと思います。



毎日、買うか買わないかを考える。

今日は使いすぎていないかを気にする。

本来は生活の一部のはずの家計が、常に頭の中にある状態でした。



この状態になると、不思議なことが起きます。

節約しているはずなのに、疲れてくるんです。



小さな出費に罪悪感が生まれ、逆に反動で使ってしまう。

我慢と開放を繰り返し、結果として支出は安定しませんでした。

ここで一度立ち止まって考えました。



本当に減らすべきは、支出なのか。

もしかすると、減らすべきは
「判断する回数」ではないかと思ったんです。



そこで私は、家計を細かく管理することをやめました。

やめたと言っても、放置ではありません。

月初に固定費を確認し、それ以外は月末まで見ない。



やったのはこれだけでした。

すると、意外な変化がありました。

不安が減ったんです。


(後編へ続く)