2025年版の車検費用相場と高すぎる見積もりを見抜くポイントを解説。コスト削減には見積もり比較と必要な整備選択が重要です。

「車検って、どうしてこんなに高いの？」

見積もりを見たときに、誰もが一度は感じたことがあるはずです。

実は車検費用には、削れるものと削れないものが混ざっているのをご存じでしょうか？

今回は2025年時点の最新相場を踏まえて、高すぎる見積もりを見抜くコツを解説します。


1. 2025年の車検費用の相場

車検費用は大きく分けると次の3つから成り立ちます。

法定費用（自賠責・重量税・印紙代）

整備費用（部品交換・工賃）

代行手数料（検査手続き費用）

車種別の平均相場（2025年時点）は以下の通りです。

車種区分 平均相場（2年分） 内訳

軽自動車 約60,000〜80,000円 法定費用が安いため最も低コスト

普通車（1.5L級） 約80,000〜120,000円 法定費用＋整備費用で差が出る

大型車（2.0L超） 約120,000〜160,000円 重量税・部品代が高額になりやすい

輸入車 約150,000〜250,000円 部品代・工賃が国産の1.5〜2倍

＜ ポイント＞

「法定費用」はどこで受けても同じ。差が出るのは整備費用と代行手数料です。

2. 高すぎる見積もりを見抜く赤信号ワード

ディーラーや整備工場の見積もりで、次のような項目が多く含まれていたら要注意。

「一式」表記の多さ → 具体的な部品名がないと割高になりやすい（実際との値段がかけ離れるため一式でお金を請求している）

早すぎる交換提案 → バッテリーやタイヤがまだ使えるのに交換を勧められる（ノルマがあるため）

パック料金の押し売り → 「安心プラン」などの名目で割高になることも（一番避けるべき）

特に「ブレーキパッド一式」（原価は半額）「電装系点検一式」（見えないものは高い）など、中身が不透明な見積もりは精査が必要です。


3. 本当に削れる“ムダな出費”ベスト3

高すぎる見積もりを避けるには、次の項目に注目しましょう。

バッテリー交換
　→ 自分で買えば半額以下。Amazonやカー用品店の工賃込みでも安い。

エアコンフィルター交換
　→ DIYで数千円、業者任せだと1万円超え。（ネットで注文）

ワイパーゴム交換
　→ 工賃込みで高額にされがち。自分で替えると1本1,000円程度。（数百円の場合もあります）

法定費用は削れませんが、消耗品の交換を自分でやるだけで年間2〜3万円節約可能です。

4. 賢い車検の受け方（2025年版）

相見積もりを必ず取る（ディーラー＋認証工場＋格安車検の比較）

必要な整備だけ依頼（「次の車検まで持つか」で判断）

車検専門チェーンを活用（代行手数料が安い）

5年以上乗る車は“予防整備”を意識（故障で逆に高くつかないように）
　


知っておくべき事「法定費用は固定、整備費用は自由」

2025年の車検費用相場は、軽で6〜8万円、普通車で8〜12万円が目安。

しかし見積もりの中には、削れるムダ費用が3〜5万円含まれていることも珍しくありません。（あるあるですね）

大切なのは、

見積もりを丸呑みしないこと（たまに必要のない項目が入っている事に注意）

必要かどうかを確認してから依頼すること

相見積もりで高すぎる業者を見抜くこと

これだけで、車検1回あたり数万円の節約につながります。